Special Contents 03

誰かの「美味しい」を
つくる仕事

異なる道を歩んできた5人が、今は同じ中央フードサービスというステージに立っている。
それぞれ立場は違っても、向かう先はひとつ――「美味しい」を届けること。
中央フードサービスで働く5人が、美味しさへのこだわりとその舞台裏をホンネで語ります。

メンバー紹介

  • 中路さん

    企業レストラン 栄養士
    (2023年入社)

    献立作りを担当。風通しの良さと、外食のノウハウを給食に取り入れたユニークさが入社の動機となった。

  • 渡部さん

    企業レストラン 店長
    (2022年入社)

    店長として売上管理や人材育成を担当。メニュー開発など、アイデアを活かせる仕事を求めて中央フードに入社。

  • 三浦さん

    研修施設 店長
    (2021年入社)

    研修施設の店長として運営管理を行う。コロナ禍で求人の減る中、積極採用をしていた中央フードに惹かれ入社。

  • 森下さん

    東日本営業部 マネージャー
    (2015年入社)

    友人の誘いで入社し、調理スタッフから料理長、現在はマネージャーとして、6つの現場を管轄する。

  • 細谷さん

    東日本営業部 統括料理長
    (2016年入社)

    入社後、大型の立ち上げを複数経験して統括料理長に。後進の育成に注力しつつ自身も現場に立ち続けている。

異なる道を歩んできた5人が、
今は同じ中央フードサービスという
ステージに立っている。
それぞれ立場は違っても、
向かう先はひとつ
――「美味しい」を届けること。
中央フードサービスで働く5人が、
美味しさへのこだわりと
その舞台裏をホンネで語ります。

それぞれの立場から見た、
美味しさへのこだわり

細谷「美味しい」をつくるために、みんなはどんなことにこだわってる?

渡部安定したクオリティを維持し続けること、そして衛生管理の徹底です。それをスタッフみんなで取り組んでいくには、コミュニケーションが欠かせません。世代や国籍の違う方々と意思疎通を図るため、相手の立場に立って、同じ目線で話せるように心がけています。

中路私は食材や味付けが被らないように気をつけてます。食事って、料理単体の味だけじゃなくて、選ぶのも楽しみの一つじゃないですか。例えば卵を使ったメニューが多いと、卵アレルギーの方には選択肢が少なくなる。そうならないよう、選択肢を増やす献立作りは強く意識してますね。それから、メニュー名にもこだわってます。「激辛」と名の付くメニューなら3〜4人で味見をして辛さを決めたり(笑)。

森下お客さまは食べたいものを写真で決めるから、美味しそうだなって感じてもらえるような写真を撮ることにはこだわりを持ってました。

渡部私も昔、何度も森下さんに撮り直しを指示されたことがありましたね。おかげで撮影のスキルが上がりました(笑)。

三浦一人のお客さまが召し上がる食事って、僕らにとっては100食提供する中での1皿(1/100)かもしれないけど、お客さまにとってはその1皿(1/1)が全てですよね。その1皿1皿を大切にして、スタッフの経験値によってクオリティに差が出ないよう、マニュアル化などの仕組みづくりを進めています。

細谷僕が一番意識しているのは人を育てることですね。調理師の技術や感性を底上げしていくことが、美味しさにつながる。そのためには渡部さんも言うように、やっぱりコミュニケーションなんですよね。とにかくスタッフとこまめに話すこと。中には話すのが苦手な人もいるし、ウザいと思われてるかもしれないけど(笑)。話すうちに次第に心を開いて笑顔を見せてくれる。そうすれば、質問やアドバイスをお互いにしやすくなるんです。

美味しさの裏側で――現場のリアルな話

細谷みんなが現場で大変だったことや苦労した経験は?

中路私、入社するまでパソコンを一切触ったことがなかったんです。だから最初はコピペの仕方も分からなくて(笑)。早く仕事を覚えたいし、先輩も教えたいって思ってくれてるのにできないのが悔しくて、最初は家でも勉強してましたね。栄養士はパソコンを使った業務が多いので、入社までに慣れておくと楽かもしれません。

三浦めちゃくちゃ忙しい日に、スタッフが全然集まらなかったこと。大ピンチだったんですけど、当時の統括料理長や人事課長など上層部の方々がヘルプで来てくれて、洗い物から何から一緒にやってくれたんです。現場を助けるために立場を超えて、こんなにみんな動いてくれるんだって、すごく印象に残る出来事でした。

渡部私のいる現場は年末や年度末に宴会が入ることが多くて、その時期は私たちも繁忙期に突入します。目が回るほど忙しいですが、その分、やり切った達成感はすごいんですよね。周りのスタッフたちとも連帯感が強くなって、これを乗り越えたからもう何が来ても大丈夫! って感じで(笑)。自信になりましたね。

三浦宴会といえば、僕、100名の宴会で瓶ビールの発注を忘れたことがありました。

渡部え! 大丈夫だったんですか?

三浦背筋が凍るような思いだったんですが(笑)、幸い開始まで時間があって。とにかく酒屋さんを回ってかき集めて、必要な数を揃えられました。

細谷誰にでも失敗はあるよ。僕も、店舗の運営で大失敗して、クライアントさまに大変なご迷惑をおかけしてしまったことがある。すぐに会社全体でサポートしてくれて体制を立て直すことができたけれど、あのときの教訓を活かして、細心の注意を払って運営しています。

森下僕は昔、責任者としてのプレッシャーでピリピリしてた時期があって、スタッフにキツく言っちゃったりしたことがあったんですよね。チームの連携もうまくいかなくて。だけどあるとき、周りとうまくコミュニケーションを取っている上司や先輩を見て、この人たちも今の僕と同じ道を通ってきたんだろうなって、ふと思って。「自分もこうならなきゃ」っていう気持ちが持てるようになってからは、自然と変化できたと思います。

細谷やっぱり舞台裏ではいろんなことが起きてるよね。細かいところで行き届かなかったり、ミスは必ずあると思う。でも大切なのは、そこに気づける誰かがいること。一人ひとりがそういう意識を持って仕事をすることが、美味しくて安全な食事を届けることにつながるはずです。

美味しさをつくる、この仕事のやりがい

三浦僕は、やればやるだけ成果につながることがやりがいです。自分次第でどんどん良くしていけるから面白い。例えばドリンクを作るスタッフの利益率を上げるためにマニュアルを作って育成して、今では僕の現場にいる全ドリンクスタッフが、50人規模のパーティを一人で回せるようになりました。

渡部私のやりがいはやっぱり、自分の考えたメニューをたくさん食べていただけたときですね。印象に残ってるのは、韓国料理のチャプチェをしらたきでアレンジしたメニュー。すごく好評でアンケートでも「美味しかった」という声をいただけて嬉しかったです。

中路私も同じです。私が初めて作ったのは鶏むね肉を使ったヘルシーな小鉢で、それをお客さまが美味しそうに食べてくださっているのが見えて。自分が考えた料理をお金を払って食べてくれるという経験も初めてで、次はもっと美味しいものを考えよう、っていう前向きな気持になれました。

森下入社したばかりの頃、大型店の食堂の立ち上げがあって。お店の営業が終わってから機材の入れ替えや食材の準備をするので、その日は夜間作業になったんですよね。あのときは細谷さんの部下として働いてて、大変だったけどお互いに冗談を言いながら、楽しくやり切れた仕事だったなと思います。

細谷懐かしいね。あれから森下くんもマネージャーに昇格して、さらに成長した。僕のやりがいは、そうやって一緒にやってきたみんなの成長が見られること。僕が中央フードに入ったきっかけは、面接のときに出会った今の上司なんです。面接で「手を見せて」って言われて、手を見せると「これなら大丈夫。いつから来れる?」って言われて。調理師を手で判断できるのかと驚きました。尊敬する上司からいろんなことを教わったおかげで、今の自分がある。今度は僕がみんなにそれを還元する番だと思っています。

自由で風通しの良い環境で、ともに「美味しい」をつくろう

細谷みんなに聞いてみたいんですが、仕事を楽しんでますか?

渡部はい。いろんな人と働く中で、自分とは違った視点やアイデアが出てくるのはすごく楽しいです。私も管理栄養士ならではの視点を活かした提案や取り組みを続け、新しく入ってくる栄養士・管理栄養士のお手本のような存在になることを目標に、頑張りたいです。

三浦僕は、どんな仕事もせっかくやるなら楽しくやりたいと思ってます。大きな裁量を持っていろんなことにチャレンジできて、それが評価される環境だから、自然と楽しめますね。自分らしくイキイキと働きたい人にはピッタリの職場だと思いますよ!

中路普段からルーティンではなくいろんな仕事ができるのが楽しいですね。今後は管理栄養士の資格取得を目指しながら、いろんなメニュー作成や、量り売りビュッフェの販売促進にも関わっていきたいです。風通しの良い環境でいろんな経験ができるこの会社で、一緒に働ける仲間が増えるのを楽しみにしています。

森下僕が思う楽しさは、いろんな食材に触れることができること。特に海鮮に強みがあり、給食ではなかなか経験できないクオリティの食材や調理と出会えるのは、食に関わる者として大きな財産になるはず。それは中央フードが全ての給食を現場調理で提供しているからこそ、でもあります。

細谷中央フードは、年齢も経験も関係ない。やりたいこと、挑戦したいことがある人にはいつでもチャンスがある。気の良い仲間たちと一緒に切磋琢磨して、もっとたくさんの人たちに私たちの誇る美味しさを届けていきましょう! 皆さんと一緒に働ける日を心待ちにしております。